噴火に備える

噴火に備える②

2017/11/10

噴火によってケガなどをしないようにするためには、どうすれば良いでしょうか?

まず、正しい情報をきちんと確認して、山に近づかない、すぐに逃げるといった行動をとることが大切です。

気象庁は火山災害軽減のため、全国110の活火山を対象として、噴火警報・予報を発表しています。

噴火警報は生命に危険を及ぼす火山現象(大きな噴石、火砕流、融雪型火山泥流など、発生から短時間で火口周辺や居住地域に到達し、避難までの時間的猶予がほとんどない現象)の発生や拡大が予想される場合に、「警戒が必要な範囲」(この範囲に入った場合には生命に危険がおよぶ)を明示して発表します。

なお、「警戒が必要な範囲」が居住地域にまでおよぶ場合に発表する「噴火警報(居住地域)」を特別警報として位置付けています。

噴火警報には「警戒が必要な範囲」を踏まえて噴火警戒レベルがあり、防災機関などの行動が避難、非難準備、入山規制、火口周辺規制、平常という5段階のキーワードとして示されています。

これらの噴火警報は、報道機関、都道府県等の関係機関に通知されるとともに、直ちに住民、登山者、入山者に周知されます。

噴火警報を解除する場合などには「噴火予報」を発表します。