大震災によって起こるリスク 2/2

大きな地震によって起こるリスク 2/2

2017/10/28

もし大きな地震が起こってしまったら、私たちの身の回りにどのようなことが起きるでしょうか?

 

④津波

津波は海底で起こる地震によって引き起こされます。

震源に近いほど津波が到達する時間は短く、大きな地震では揺れている時間が長くなるため、揺れが終わる前に津波が到達して、非難が間に合わなくなる危険性もあります。また、強い揺れで堤防が決壊すると津波が到達する前に海抜0m地帯などの低い土地は浸水します。津波は海岸や河川の堤防を乗り越えて、まちの地下街に浸水することもあります。津波こし、逃げるが勝ちです。

 

⑤地震火災

地震火災の出火原因には、倒壊した建物などからの出荷と津波火災があります。

倒壊した建物からの出火の原因としては、停電が復旧した際に電気が流れ、破損した家電製品や電気配線から発火する通電火災などがあげられます。

津波火災の原因には、自動車のバッテリーが海水でショートして燃料に引火することや、漂流物がプロパンガスにぶつかって引火することがあります。

燃えやすい木造家屋が密集し、消防隊が行けない場所では火災が大きく拡がる可能性があります。

 

⑥帰宅困難と生活の混乱

地震の影響で道路が壊れると、車が通れなくなるために消防・救助活動が妨げられたり、救援物資が届かなくなったりします。

また鉄道やバスなどの公共交通機関が運休すると、帰宅が困難になった人、行き場をなくした人が駅に集まり混乱します。

電気、ガス、水道、トイレなどが使えなくなるととても不自由を強いられます。

 

このような様々なリスクに対して、起こった時どのように行動するか?をイメージしておくことがとても大切です。

また、事前に備えておくべきことはないか?を考えてみることも大切です。