地震の基礎知識 - Part 3

噴火はどうやって起きるか?

噴火はどうやって起きるか?

2017/10/24

日本には110の活火山があります。

活火山とは「ここ1万年ぐらいの間に噴火したことのある火山」と

「噴火しようと今でも活動している火山」のことをいいます。

このうち47の火山は、噴火の危険があるので、いつも状況を見守っています。

噴火は地下にたまったマグマが山から噴き出すことで起こっています。

 

出典:気象庁ホームページ 火山噴火の仕組み

 

自分の地域で地震は起きる?

自分の地域で地震は起きる?

2017/10/23

地震調査研究推進本部から「地震動予測地図」が公表されています。

ここで確率が低いと出ているから安心とは言えません。

阪神淡路大震災を引き起こした六甲・淡路島活断層帯について、

直前の評価をしても「今後30年以内に地震が起こる確率」は

0.02~8%しかなりませんが、大地震が発生しました。

地震はいつどこで起きてもおかしくありません。

 

<地震動予測地図2017年版>

以下の日本地図は確率論的地震動予測地図といって

「ある一定期間内に、ある地域が強い揺れに見舞われる確率」

を色分けして地図上に示しています。

2017年から今後30年間に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率の分布

 

<主要活断層のマップ(全国)>

 

<活断層のマップ(近畿)>

 

<活断層のマップ(関東)>

 

<活断層のマップ(中国)>

 

<活断層のマップ(九州)>

 

<主要な海溝型地震のマップ>

 

※出典:地震調査研究推進本部

 

巨大地震は繰り返し起こる?

巨大地震は繰り返し起こる?

2017/10/22

ここ100年間、日本では

関東大震災

阪神・淡路大震災

東日本大震災

というとても大きな地震が3回も起きています。

もっと昔にも、大きな地震は起きていて、

例えば、南海トラフではだいたい100年に1回ぐらい、大きな地震が起きています。

海溝型地震は、数十年から数百年程度の間隔で発生します。

それに対して、活断層で発生する地震は

千年程度から数万年というはるかに長い間隔で発生します。

地震のタイプによって間隔がまちまちなのは、

プレートの動きによって岩盤中にひずみが蓄えられる速さや、

岩盤が耐えられるひずみの大きさに違いがあるからです。

しかし、それぞれの地震について見ると、

同じような規模の地震を、ほぼ同じ間隔で起こすと考えられます。

 

地震はどうやって起こるか?

地震はどうやって起こるか?

2017/10/21

日本で起きている地震は、陸や海のプレートの動きによるものです。

これらは大きく、①海溝型地震 ②活断層で発生する地震

の2つに分けられますが、記憶に新しい

東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)は①の地震

兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)は②の地震

となっています。

 

<活断層で発生する地震>

海のプレートの動きなどによって、陸のプレート内に力が加わり、地震が発生します。

この地震は、人が多く住んでいる場所のすぐ下で起こることもあり、その場合は大きな被害が生じます。

これまで繰り返し地震を起こし、今後も地震が発生すると考えられている断層を「活断層」といいます。

 

<海溝型地震>

海のプレートが陸のプレートの下へ沈み込む時に、陸のプレートの先の方も下に引きずり込まれます。

この陸のプレートがその力にたえきれず、元に戻ろうとする時に地震が発生します。

この地震は巨大地震となることがあり、津波を伴います。